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2023 年度 実績報告書

脳卒中患者における方向転換動作の特徴解明と臨床応用のための動作計測手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K17466
研究機関国立障害者リハビリテーションセンター(研究所)

研究代表者

志水 宏太郎  国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 運動機能系障害研究部, 流動研究員 (90895947)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード歩行 / 三次元動作解析
研究実績の概要

本研究では、これまでに方向転換動作に代表される応用歩行動作に関する三次元動作解析を臨床現場でも実施できるような簡便計測手法の開発を行ってきた。これまでの成果として、RGB画像を用いた骨格推定手法についての精度について従来のゴールドスタンダードである光学式の三次元動作解析装置による計測結果との精度比較を行い、RGB画像を用いた簡便な計測手法であっても、光学式の三次元動作解析装置と同等の推定精度を有していることが明らかになった。しかしながら、RGB画像を用いた簡便計測手法では、計測範囲と奥行方向の精度が不十分である課題が以前として残されていた。

そこで当該年度ではRGB画像に深度センサーの情報を加え、かつロボット技術を駆使して計測範囲を担保した計測システムを用いて、脳血管疾患や整形外科学的疾患、パーキンソン病など様々な疾患背景を有する患者の歩行動作を計測した。結果として、各疾患固有の歩行動作の特徴を抽出することが可能であることが示された。本研究結果により臨床現場の限られたスペースと設備においても、高い精度で歩行動作分析を行うことができる可能性が示された点は、臨床現場における運動機能評価の発展や定量化の観点から意義深いと考えられる。


なお本研究成果については、第21回日本神経理学療法学術大会およびISPGR world congress 2023にて学会発表を行った。加えて疾患固有の基本情報を加えた本研究結果の詳細な分析結果については、第22回日本神経理学療法学会学術大会にて発表予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Development of patient-tracking robotic gait measurement system: Feasibility test for 684 patients with various types of gait disorder2023

    • 著者名/発表者名
      Kotaro Shimzu, Kenta Takeda, Mikito Hikosaka, Yuya Ohhashi, Yusaku Takamura, Noritaka Kawashima
    • 学会等名
      ISPGR WORLD CONGRESS 2023
  • [学会発表] 重心追尾型計測システムを用いた歩行評価―収録データの初期検証を通した開発システムの活用可能性の検討―2023

    • 著者名/発表者名
      志水宏太郎, 武田賢太, 彦坂幹斗, 大橋勇哉, 高村優作, 河島則天
    • 学会等名
      第21回日本神経理学療法学会学術大会

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公開日: 2024-12-25  

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