研究課題
神経筋電気刺激法(NMES)は、骨格筋機能や運動耐容能の改善をもたらすことから、積極的な運動療法を実施できない患者の運動機能の維持や改善に有効であることが報告されている。高齢の慢性心不全患者はフレイルの合併率が高く、運動器や認知機能の障害などから、積極的な運動療法の導入が困難である場合が少なくない。このことから、NMESは高齢の慢性心不全患者に対して、心臓リハビリテーション(心リハ)の補完的治療法として活用できる可能性がある。本研究は、高齢の慢性心不全患者において、心リハの補完的治療としての在宅でのNMESの実施可能性、およびNMESがフレイルと運動機能に与える効果を検証することを目的とする。
3: やや遅れている
現在、目標サンプルサイズの1/3が終了したが、目標の1/2には届いていない。
目標サンプルサイズに到達するまで患者取り込みを行い、解析および成果発表を行う。患者取り込みを円滑に進めていくため、他職種に対しても本研究の意義と協力を依頼し、症例数の増加に努めていく。
オンライン学会が多く、旅費の支出が計画より少なかったため繰越金が生じた。
すべて 2022 2021
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 7件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (23件) (うち招待講演 4件)
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