スモールステップ課題を用いた自閉スペクトラム症児における運動障害の病態解明

2021 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 21K17527
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 佐野 美沙子 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (00710815)
• 研究期間 (年度): 2021-04-01 – 2024-03-31
• キーワード: 自閉スペクトラム症 / 運動学習 / スモールステップ課題 / 潜在性学習・顕在性学習

研究実績の概要

1.スモールステップ課題について検討し、必要な物品を購入した。
2.倫理申請書類を提出し、申請手続き中である。
3.リクルート先にリクルート依頼について確認した。コロナ禍の影響もあり、リクルートについてはやや困難な状況となっているが、2022年度に入り状況が落ち着いてきているため、進められる予定である。

現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

以下の理由により、遅れていると判断した。
・コロナ禍での被検者のリクルート先の確保について予定より遅れており、倫理申請の時期が遅れてしまった。結果として、研究の進捗状況として遅れている。

今後の研究の推進方策

今後、引き続き倫理申請手続きを進める。承認後、年齢をマッチさせた定型発達児数名に対してスモールステップ課題を予備的に実施し、課題内容について確認する。その後、スモールステップ課題をASD児の被験者に対して実施しデータ収集を実施する。

次年度使用額が生じた理由

（理由）
本年度使用額について、コロナ禍の影響で大学の活動指針により国内出張が制限されており、国立障害者リハビリテーションセンター（埼玉県）、心身障害児総合医療療育センター（東京）への出張が予定通りに実施できなかった。また、課題実施に遅れが生じたため、謝金、データ管理のための人件費の支出がなかった。
（使用計画）
次年度、本年度使用のなかった旅費・人件費・謝金の一部として使用する予定である。