研究課題/領域番号 |
21K17595
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研究機関 | 福山平成大学 |
研究代表者 |
峯田 晋史郎 福山平成大学, 福祉健康学部, 講師 (70850832)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 足関節捻挫 / 足関節内がえし捻挫 / 慢性足関節不安定症 / ChronicAnkleInstability / 外乱 / 外傷よ防 |
研究実績の概要 |
申請時の計画では2023年度にはトレーニング介入による動作や動作特徴(Kinematics, kinetics, 筋活動など)の変化を定量化する計画であった。計画は順調に進んでおり、認知負荷の有無は関係なく、足部の底屈+外反筋群の共収縮が足関節の安定性向上に重要である可能性が示された。Kinematics, kineticsの詳細のデータに関しては現在再解析中である。この底屈+外反筋群の共収縮は木片2つを組み合わせた機材で実施することができ、その簡便性やコストの面から広くスポーツ現場で使用できるトレーニングである。本データは本年度6月の学会および追加解析が終了後国際誌に投稿予定である。 また、2021,2022年度の外乱時の足関節の安定性向上に関連する要因の検討の研究については、Medicine and Science in Sports and Exerciseに投稿中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度の計画に関しては若干の遅れがある。2023年度は介入を行い、その介入トレーニング効果を動作特徴(Kinematics, kinetics, 筋活動など)の変化を定量化する計画であった。実験、測定自体は計画通り終了しているが、解析データにミスが見つかった。そのため現在再解析中であり、再解析を必要としたことから若干の遅れがあるといえる。 2024年度に関しては、順調に計画通り進行している。2024年度は実際に介入トレーニングを実施し、内がえし捻挫の予防効果を検討する計画であった。4月は新入部員が確定しきらないというチーム事情を鑑み、5月からトレーニング介入計画である。この介入に関しては順調に進捗しており、2024年度計画は問題なく進む見込みである。
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今後の研究の推進方策 |
本研究は2025年度までの計画である。 2024年度に関しては、前述したとおり実際に各チームに予防トレーニングを実施し、トレーニングの内がえし捻挫予防効果を評価する計画である。すでに介入準備は問題なく進んでいる。介入は週3回、2か月間のトレーニング介入後、維持のためのトレーニングを年間通じて週1回実施する計画である。前年度までのデータを対照群とし、予防効果を定量化する。 2025年度に関しては、一度2024年度のデータをもとに予防トレーニングの効果を検証し、見直しの必要性を検討する。その後引き続き介入を行い、必要なサンプルサイズを確保する計画である。
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次年度使用額が生じた理由 |
僅かな差額であり、研究計画の変更はない。
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