研究課題/領域番号 |
21K17597
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研究機関 | 熊本学園大学 |
研究代表者 |
府内 勇希 熊本学園大学, 社会福祉学部, 准教授 (40646832)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 持久的トレーニング / 血中乳酸濃度 / トレーニング強度 |
研究実績の概要 |
競泳において全力泳時間と泳距離との回帰直線から簡単に算出できるCritical Swimming Velocity(以下、CV)は、インターバルトレーニングにおいて乳酸が蓄積することなく泳ぎ続けることのできる最大の泳速度に相当することから、インターバルトレーニングでの強度設定を行う際の基準になることが明らかにされている。しかしながら、インターバルトレーニングにおいてCVはほとんど活用されていないのが現状である。 インターバルトレーニングは、泳速度や泳距離、反復回数、休息時間によりさまざまな構成ができることから、競泳の主たるトレーニング法となっている。一方で、同じ泳速度であっても泳距離、休息時間が異なることによって身体的負荷が変わるとされており、この点の検証がなされていないことがインターバルトレーニングでCVが活用されていない最大の要因であると考えられる。こうしたことから、本研究では、指導現場に対してCVを用いたインターバルトレーニングでのトレーニング処方に関する具体的な指針を提示することを目的とし、実験を計画した。 交付決定後、備品や消耗品は予定通り準備を進めることができた。しかしながら、新型コロナウィルス感染症が蔓延した影響を受け、大学構内に部外者が立ち入ることができなかったり、感染拡大地域への出張制限があった。また、研究対象者の競技会スケージュールとの兼ね合いから、2021年度はまったく実験を行うことができなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
備品や消耗品は予定通り準備を進めることができたものの、新型コロナウィルス感染症の影響と研究対象者の競技会スケージュールとの兼ね合いから、2021年度はまったく実験を行うことができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度の研究課題については2022年9月から10月に、2022年度の研究課題については2023年2月から3月に測定を実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2ヵ年分の測定と、それにかかる成果発表に使用する。
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