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2023 年度 研究成果報告書

子どもの個性と状態に応じた心身の自己調整のためのICTプログラムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K17620
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59030:体育および身体教育学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

稲垣 和希  筑波大学, 体育スポーツ局, 研究員 (80895730)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード心身の自己調整 / ICT教育 / 個別最適化 / 保健体育
研究成果の概要

本研究の目的は、子どもの個性と状態に応じた心身の自己調整のためICT教育プログラムを開発することであった。研究1では、短時間で実施可能なリラクセーション法(例;瞑想)及びアクティベーション法(例;ダンス、ストレッチ)を確立した。研究2では、学校現場での心身の自己調整及び目標設定に関する教育を可能とするICT教育プログラムを開発し、予備的な介入によってプログラムの精緻化を図った。研究3では、比較介入研究を行い、介入群において「新しいことへのチャレンジ」や、学校教育における「目的やめあての意識」「興味関心」、日常生活における「長期的な活動計画の立案」といった項目において有意な向上が確認された。

自由記述の分野

スポーツ健康心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

学校現場では、一人の教員が30名以上の生徒を一斉指導する必要があり、生徒の個性や状態に応じた教育の導入がなかなか進んでいないことが課題となっている。本研究の成果は、学校教育において急速に進むICTを用いた学びの充実(GIGAスクール構想)、及び画一的な一斉教育から個別教育への転換に資するものであり、社会的意義があると考えられる。また、本教育プログラムにより、学校教育における「目的やめあての意識」「興味関心」、日常生活における「長期的な活動計画の立案」といった得点が高まることが確認され、本プログラムの導入が、学内外における生徒のより前向きな活動を引き出すことにつながることが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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