本研究では地域在住高齢者の身体活動量と栄養摂取量を評価し、骨格筋量が低下するサルコペニアまた内臓脂肪が蓄積する肥満の2つを持ち合わせたサルコペニア肥満の要因を明らかにすることとした。対象者は30名の地域在住高齢者であり、身体的特性、身体活動量、身体機能および栄養価を測定、評価した。身体活動量は加速度計および二重標識水法(日常生活下のエネルギー消費量を算出するゴールドスタンダードとされている)を用いていた。身体機能は握力や椅子の立ち上がりを用いて評価した。食事調査には、3日間の食事記録法と写真記録法を併用した方法を用いた。横断的なデータに関してはすべて取り終えており、現在データの解析中である。
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