本研究では、2型糖尿病患者に対し持続血糖測定機会による体験型学習を実施する際の、効果的な間歇スキャン式持続血糖測定器(isCGM)提供方法と適切な学習支援方法を検討した。インスリン非使用2型糖尿病患者において、isCGMの装着は比較的早期から糖代謝を改善させ、その改善は少なくとも12週に渡って持続すること、治療継続意欲の向上が測定機会提供終了後も持続する糖代謝改善に重要な役割を果たすことが示された。またisCGM装着者からのインタビュー調査では、初期教育においてGlycemic Index値やホルモンの影響に関する教育、測定結果の正確性の限界と異常値への対処方法などを扱う必要性が示唆された。
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