(1)作業姿勢とポインティングデバイスの複合要因による前腕筋肉に与える影響と関連性を検討した.作業姿勢が課題実行に与えた影響は,ポインティングデバイスの種類によって異なる可能性が示唆される. (2)ポインティングデバイスの作業時間と作業姿勢が身体負担に与える影響をデバイス種類の視点で検討した.作業姿勢とポインティングデバイスが筋活動に与える影響は,作業時間によって異なることがわかった. (3)手指の屈曲と出力割合が手根管を通る正中神経の面積に与える影響を検討した.その結果,手指の伸展と屈曲姿勢で,正中神経の面積が小さくなった.そして出力割合が大きいほど,正中神経がさらに圧迫されることが示唆された.
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