• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実施状況報告書

下腿周囲径計測によって筋量の変化を簡易評価できるか:縦断的検証

研究課題

研究課題/領域番号 21K17693
研究機関公益財団法人明治安田厚生事業団体力医学研究所

研究代表者

川上 諒子  公益財団法人明治安田厚生事業団体力医学研究所, その他部局等, 研究員 (50617818)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
キーワードサルコペニア / 身体組成 / 形態計測
研究実績の概要

サルコペニアは、「加齢に伴う筋量や筋力の低下」と定義されている。超高齢社会に突入した我が国において、要介護リスクであるサルコペニアを早期に発見し、予防・改善の対策を行うことは重要である。しかしながら現在、国民がサルコペニアか否かを日常的に判定できるような環境は整備されていない。
筋量の簡易評価に下腿周囲径が適用可能であることが報告されている。下腿周囲径は、メジャーさえ用意できれば、どこでも、誰でも、短時間、低コストで、簡単に計測ができる。しかしながら、これまで下腿周囲径と全身筋量の関連を検討した先行研究は横断的な検討のみに限られており、下腿周囲径計測によって筋量の変化を評価できるのかについては未解明である。そこで本研究課題では、縦断的な検討を行うことで、下腿周囲径計測によって筋量の変化を評価できるのかを明らかにすることを目的とし、課題①:下腿周囲径の変化と筋量の変化の関連を検討するとともに、課題②:より高精度な筋量変化の簡易評価のための推定式の開発を目指す。
本研究では、大学同窓生を対象とした大規模コホート研究の参加者のうち、大学施設で実施する健康診断・体力測定に参加可能な中高齢者を対象に検討を行う。研究期間初年度の2021年度は新型コロナウイルス感染症予防の観点から、予定していた測定をすべて中止とした。2023年3月より、新型コロナウイルス感染症予防を徹底した上で、状況をみながら測定を順次再開した。また、別の高齢者を対象とした運動介入研究においても本研究課題の検討が可能となるよう調整し、2023年4月より、ベースライン、3か月後、6か月後の縦断的な測定を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2021年度は新型コロナウイルス感染症予防の観点から、予定していた測定をすべて中止としたため、新たなデータの取得ができなかった。2022年度より順次測定に着手しており、年間をとおして縦断的なデータ収集を進めている。

今後の研究の推進方策

2021年度は新型コロナウイルス感染症予防の観点から、予定していた測定をすべて中止としたため、新たなデータの取得ができなかった。2022年度より順次測定に着手しており、縦断的なデータ収集を進めている。データの収集目途がついたら、徐々にデータ整備・分析に着手する。

次年度使用額が生じた理由

2021年度は新型コロナウイルス感染症予防の観点から、予定していた測定をすべて中止としたため、2022年度に経費の繰越をした。2022年度も新型コロナウイル
ス感染症の状況を確認しながら、新型コロナウイルス感染症予防対策を徹底したうえで、一部測定を再開した。2023年度以降は、新型コロナウイルス感染症予防
対策を徹底したうえで、着実に測定を進めている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2023 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 職場での運動実践への時間投資:事例と文献のナラティブレビュー2023

    • 著者名/発表者名
      川上 諒子、藤井 悠也、北濃 成樹、和田 彩、甲斐 裕子、荒尾 孝
    • 雑誌名

      体力研究

      巻: 121 ページ: 1~10

    • DOI

      10.20793/tairyokukenkyu.121.0_1

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] スポーツ観戦と健康・well-beingの縦断的関連性~アウトカムワイドアプローチによる検討~2023

    • 著者名/発表者名
      川上諒子, 北濃成樹, 藤井悠也, 甲斐裕子, 荒尾孝
    • 学会等名
      第25回日本運動疫学会学術総会
  • [学会発表] シンポジウム 運動・身体活動促進のエビデンス・プラクティスギャップに挑む―高齢者を対象に基礎研究から社会実装研究へ―: シニア向けオンライン運動プログラムの社会実装を目指して2023

    • 著者名/発表者名
      川上諒子
    • 学会等名
      日本体力医学会特別大会―2023東京シンポジウム―
  • [備考] 体組成計で筋量不足を簡易チェック

    • URL

      https://www.my-zaidan.or.jp/health-watch/detail.php?id=511fef8b18c91c00af2ba71f6717b41f&tmp=1711951675

  • [備考] 適度な筋トレで健康寿命の延伸を!

    • URL

      https://www.my-zaidan.or.jp/health-watch/detail.php?id=4185750fb49ffaccb45a941573eb6db7&tmp=1711951675

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi