研究成果の概要 |
本研究では, 定期的に給電基地局が配下の端末に対して給電を行い, 端末の情報通信は自律的に行う給電・情報通信スケジューリング方式を提案した. 給電間隔を適切に調整することにより, 端末のバッテリー枯渇を回避しながら情報通信性能の向上が得られ, 提案手法の有効性を確認した. また, エナジーキューイングモデルに基づいて提案手法の動作をモデル化することで, 適切な給電間隔を導出し, 従来方式より高い性能が得られることを確認した. 指向性アンテナと無指向性アンテナを用いたシステムへの給電の特徴を数理モデルで考慮し, ネットワークスループットの観点で両方式の優位性を明らかにした.
|