研究課題/領域番号 |
21K17973
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研究機関 | 長野大学 |
研究代表者 |
横関 隆登 長野大学, 環境ツーリズム学部, 准教授 (80826800)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 自然風景地 / 国立公園 / 風景計画 / 景観資源 / 利用者 / アンケート調査 / 価値観 / 教化 |
研究実績の概要 |
自然地域における観光政策の効果向上に向けた検討として,引き続き,自然公園行政による文化的景観資源の管理手法を観光地域計画のための制度面から検討を行った。「文化景観」は,国立公園に関連する法令において明記されておらず,環境省自然環境局長から発出された通知類以下に明記される傾向を見出した。『国立公園の公園計画作成要領』(令和4年4月1日付け環自国発第2204015号)では,国立公園公園計画の作成において,各種の既存基礎調査成果等に留意したものとするとのことが明記され,必要に応じて『国立公園及び国定公園の調査要領』(平成25年5月17日付け環自国発第1305172号)を参考とした調査を実施するものとするとある。この基礎的な調査項目を定めた要領に「文化景観」が定められていたが,蓄積された基礎調査成果の現況や計画反映過程は確認できなかった。停滞する政策分野を始動させる際には,学術分野によって文化景観調査の枠組みを提示することで,状況の改善が促せるものと考えられた。こうした点で上高地を事例として文化景観調査のあるべき姿を検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
おおむね順調に進んでいるが,アンケート調査結果の公表が遅れている状況にある。
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今後の研究の推進方策 |
アンケート調査結果の公表に注力し,学術的な議論をふまえた本研究全体の結論の洗練を図りたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
アンケート調査の公表が遅れたため,全体スケジュール調整を要した。
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