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2023 年度 実施状況報告書

高精度機能的MRIの実現に向けた統合的脳機能画像補正法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K18046
研究機関藤田医科大学

研究代表者

高野 一輝  藤田医科大学, 医療科学部, 助教 (70806075)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード機能的MRI / EPI / 幾何学的歪み / 深層学習
研究実績の概要

機能的磁気共鳴画像法(functional MRI:fMRI)による脳機能計測では、神経活動に伴う血行動態応答が惹起する僅かな磁化率効果を信号変化として検出するた め、磁化率効果に鋭敏で高い時間分解能を有する echo planar imaging(EPI)が用いられる。EPI は、静磁場の不均一による影響を受けやすく、磁場不均一に 起因する幾何学的歪みや空間解像度の低下など、画質の劣化が問題となる。これらの問題は、fMRIにおいて本来の脳活動部位と脳機能画像上の不一致を引き起こ し、誤った情報を提供する可能性がある。本研究では、人工知能技術を用いたアプローチにより、EPI 画像の画質を劣化させる主な要因である幾何学的歪みと空間分解能に着目した画像補正法の開発を行った。2023年度は、2022年度までに構築した画像データベースを用いて磁場不均一マップを推定する人工知能モデルの開発を継続した。本手法により解剖学的画像との形状一致度が向上し、先行手法であるTOPUPアルゴリズムと同等であることを示した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

ライフイベントによる研究進捗の遅れによって予定していた臨床データによる評価が実施できていない。

今後の研究の推進方策

シミュレーションデータによって示された本手法の有用性を臨床画像データを用いて検証する。

次年度使用額が生じた理由

研究進捗の遅延により当初予定していた学術雑誌への論文投稿ができていないため、次年度使用額が生じた。

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公開日: 2024-12-25  

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