研究課題/領域番号 |
21K18062
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
|
研究機関 | 公益財団法人川崎市産業振興財団(ナノ医療イノベーションセンター) |
研究代表者 |
ディリサラ アンジャネユル 公益財団法人川崎市産業振興財団(ナノ医療イノベーションセンター), ナノ医療イノベーションセンター, 主任研究員 (70794353)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | Liver blockade / Sinusoidal endothelium / Kupffer cells / Nanomedicine retargeting |
研究成果の概要 |
肝実質細胞(肝細胞)への核酸治療薬の部位特異的送達は、多くの肝疾患の治療戦略として期待されている。 しかしながら、全身投与された核酸治療薬の肝細胞選択的デリバリーにおける最大の問題は、肝スカベンジャー網状内皮系(RES)[類洞内皮細胞 およびクッパー細胞]による非特異的排除であり、輸送効率の大幅な低下を引き起こす。 本研究では、オリゴカチオンを結合させた2本鎖poly(ethylene glycol)を用いたPEGコーティングにより、RESのスカベンジャー受容体を選択的に覆い、遮断することで、肝RESによる核酸治療薬の認識と排除を抑制し、肝細胞への送達を最大化することでこの問題に対処した。
|
自由記述の分野 |
Biomedical engineering
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Scientific significance: We developed in situ stealth coating technology for transient blockade of liver scavenger cells, and promoted nucleic acid therapeutic transfection. Social significance: Our technology can increase the therapeutic potential of nanomedicines with lower doses without ligands.
|