研究成果の概要 |
強磁性 (La,Sr)MnO3 (LSMO)薄膜をSrTiO3基板に成長し、棒状デバイスに加工し、アルゴン照射によりLSMOを半導体に転移させた36nmの長さのチャネルをもつスピントランジスタを作製した。これまでの10~100倍にも及ぶ140%の大きなスピンバルブ比を3Kで達成した。Fe/MgO電極を有する55 nmのチャネル長のスピントランジスタを作製し、拡散伝導から予想される値の500倍程度の0.55%のスピンバルブ比を3Kで達成した。同様のFe/MgO/電極を有する20 nmのチャネル長をもつデバイスを作製し、磁場で制御可能な25000%にも及ぶ大きな抵抗スイッチ効果を3 Kで観測した。
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