研究課題
挑戦的研究(開拓)
量子パルスゲート技術を応用した生体試料内部の構造を可視化する新たな断層撮影技術の実現を目的とする。この技術を脳血管構造の3次元計測に応用し、光遺伝学を用いた脳活動「操作」の適用範囲を拡大できる新しい生体観察技術であることを実証する。
量子情報技術と生体医療技術の連携であり、高い挑戦性を有する研究である。極限微弱光を用いた断層撮影が実現できれば、観測用の光照射による意図せぬ細胞活動の操作を排除したその場観察が可能となり、従来困難だった「操作」と「観察」とを融合した新たな研究手法を神経生理学の研究にもたらすことができる。