研究課題/領域番号 |
21K18205
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分33:有機化学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
真島 和志 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (70159143)
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研究分担者 |
田中 真司 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 主任研究員 (20738380)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2027-03-31
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研究の概要 |
低原子価金属錯体を触媒とする反応を,固体表面に担持した触媒を活用するための基盤形成を開拓する研究である.低原子価錯体を生成する際に要する還元剤に夾雑物となる塩の副成のない有機ケイ素還元剤を活用することを発案し,アゾ化合物中のN=N結合の切断やアルキルアミンのα位C-H結合活性化に活用する計画となっている.
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学術的意義、期待される成果 |
合成プロセスの簡便・簡素化は,次世代社会を支える技術基盤として重要な課題であることは論を俟たない.均一系反応で活用されてきた前周期遷移金属錯体を担持触媒へと展開する本研究は,今後の触媒開発研究を大きく転換させる可能性がある.新規還元剤の開拓は,予備的知見に裏付けされており,合成化学的にも重要な触媒反応の開発が期待される.
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