研究課題
挑戦的研究(開拓)
食料政策や生活習慣病予防策の立案に必要なエビデンスを提供するために、これまで、フードシステム学やマーケティングリサーチの分野と、疫学や医学統計学の分野でそれぞれ独自に研究されてきた個人の生活様式とヘルスアウトカムとの関係に関する研究を、社会科学、自然科学および統計科学を活用して統一的に解明するモデル構築を目指すものである。
食料政策や生活習慣病予防策の立案に必要なエビデンスの提供を目的に、通常の需要システムに疫学的要素を組み込んだ「疫学的消費行動モデル」を構築しようとする点は、きわめて挑戦性の高い研究である。特に、購買履歴データと食事摂取頻度調査票との接続は、その有用性が指摘されながらこれまで試行されてきたことがない取組であり、その成果は予防医学に大きく貢献できると期待される。