研究課題/領域番号 |
21K18235
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
東山 哲也 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00313205)
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研究分担者 |
松浦 公美 国立研究開発法人理化学研究所, 光量子工学研究センター, 研究員 (50415296)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2025-03-31
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研究の概要 |
植物のステロイドであるブラシノステロイドは、1979年に花粉から精製されることで発見された。その機能解明は、茎や葉などの栄養組織で行われ、1997年には細胞膜に存在する一回膜貫通型の受容体BRI1も発見された。BRI1を起点とするシグナリング経路は詳しく解明された一方で、ブラシノステロイドによる生殖制御の可能性に関しては不明であった。
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学術的意義、期待される成果 |
ブラシノステロイドの受容体同定から有性生殖との関係性を解き明かそうとする提案は、動物と植物の唯一共通のホルモンシステムの進化とその概念を一変させる可能性があり、挑戦性の高い極めて興味深い課題である。応募者のこれまでの卓越した植物生殖システムへのアプローチに基づいた研究方法と研究体制も明確かつ適切であり、挑戦的研究(開拓)として極めて高い意義を持つ優れた内容である。
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