研究課題
挑戦的研究(開拓)
概日リズムは、睡眠、癌、メタボリックシンドロム、認知症などの発症とも関連する。体内時計を調整する方法として、高照度光療法などがあるが、本研究では、微弱電流による調節という新規な発想により、臓器ごとに分子時計を制御する手法の確立とその作用メカニズムの解明に挑戦する。応募者らの長年の独自の研究の積み重ねの上に発想された独創性の高い研究である。
微弱電流による体内時計の調節という新規な発想により、医療・健康維持に展開する内容であり、挑戦的研究として評価できる。研究計画は具体的であり、実績も十分である。特定臓器の分子時計を標的かつ遠隔に操作することで、新しい学問領域の開拓と独創的かつ画期的な治療法・予防法の開発と医療機器の創出につながることが期待される。