ヒトを始めとする多くの哺乳動物の生理機能には、約24時間周期の概日リズムが認められ多くの病気の発症とも関連する。体内時計を調整する方法として、高照度光療法、食事、薬などがある。微弱電流は、医療応用され、ミトコンドリア、ATPなどが作用点として知られている。薬や栄養素に加えて、微弱電流が分子時計の核移行を制御し、体内時計を調節することに成功した。また炎症臓器以外の臓器機能を改善させることで、炎症臓器の炎症を治療する画期的な治療法を考案した。これらの技術を駆使して、「特定臓器の分子時計を標的かつ遠隔に操作する技術の開発」を目指し、特定臓器のリズムを標的に操作することで健康保持増進に貢献する。
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