研究課題
2023年度においては、ROADスタディの15年目、WSSの10年目にあたる漁村地域での住民調査を行い、約1,200人の参加を得ることができた。これまでの蓄積データと、2022年度で得られたデータをリンケージし、サルコペニア・データベースの作成に着手している。今後、生活習慣病としてのサルコペニアに解明を進める。一方、本課題の主対象疾患であるサルコペニアとも関連する運動器の障害により日常生活での自立度が低下し、要介護のリスクであるロコモティブシンドロームと尿中酸化ストレスの関連を調べた結果、女性においてロコモ度の進展と尿中酸化ストレス指標に正の相関を認めた。また、摂取不飽和脂肪酸量との関連を調べたところ、ロコモ度の高い女性で摂取量が低い結果を得た。細胞外小胞の網羅的解析にも着手しており、これまでにサルコペニアとの関連を示す分子が見出されている。さらに解析対象者数を増やして解析を進める。
3: やや遅れている
新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防のため、2023年度に実施を計画していた検診を2024年度に実施することに変更したため、研究の進捗に遅れが生じている。
2024年度に実施予定の検診の結果も含めて、本研究課題で得られたデータとこれまでの蓄積データをすべてリンケージし、サルコペニア・データベースの作成を完成させ、生活習慣病としてのサルコペニアに解明を進める。細胞外小胞の網羅的解析もすすめ、生活習慣病としてのサルコペニアの早期予知及び診断マーカーの開発をめざす
2023年度に実施を予定していた検診を、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を予防するために2024年度に遅らせて実施することになったため
すべて 2024 2023
すべて 雑誌論文 (16件) (うち国際共著 4件、 査読あり 16件、 オープンアクセス 9件) 学会発表 (16件)
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