研究課題/領域番号 |
21K18315
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分63:環境解析評価およびその関連分野
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研究機関 | 国立極地研究所 |
研究代表者 |
江尻 省 国立極地研究所, 先端研究推進系, 准教授 (80391077)
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研究分担者 |
桂川 眞幸 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (10251711)
中村 卓司 国立極地研究所, 先端研究推進系, 教授 (40217857)
津田 卓雄 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (90444421)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2025-03-31
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研究の概要 |
熱圏(電離大気)の物質輸送解明に必要となる、中性原子とイオン化した電離イオンの同時計測装置(原子・イオン共鳴散乱ライダー)を開発し、大気観測を実現する研究である。最新のレーザー工学の知見を活用して技術的ブレイクスルーを図り、大気圏から電離圏までのカルシウム原子とそのイオン密度分布の実態把握に取り組む。そしてその成果を基盤にして、中性大気とプラズマ大気を一体として扱う新しい研究領域の創出を目指す。
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学術的意義、期待される成果 |
大気圏と電離圏の相互作用、超高層大気分野における未解明な諸現象を解明するため、大気圏-電離圏統合モデル(GAIAなど)の開発が進んでいる。本研究成果は、こうしたモデルの検証データとして活用でき、当該分野の研究発展に寄与すると期待できる。また、開発する装置は、小型軽量化も可能であることから、衛星観測や惑星探査など幅広い応用が期待できる。
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