市民運動として1970年代から徐々に日本に広がってきたプレーパークは、通常の公園遊具で実現する遊び環境に比較して極めて革新的な取組であり、公共的な場におけるこどもの遊び環境の可能性を大きく広げた。しかし、日本全国でプレイパークとして活動をしている公園は、2016年度で406団体であるが、都市公園は2014年度で105,744箇所の数と比較すると極めて少数であり、必ずしも広く展開できている状況となっていない。公園に基礎で固定する通常の遊具は安全基準による制約から革新的取組は期待できない。移動式遊具の可能性を年公園において3年間にわたり実践検証したことは大きな社会的意義があると考えられる。
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