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2022 年度 実施状況報告書

障害学と倫理学の架橋――障害者の生存から倫理学を構築する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K18346
研究機関立命館大学

研究代表者

野崎 泰伸  立命館大学, 人間科学研究科, 非常勤講師 (80469113)

研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2024-03-31
キーワード新型コロナウイルス / 倫理 / 障害者 / 生存
研究実績の概要

コロナ禍という有事において、障害者の生はどう扱われてきたのか、それを倫理学ではどのように検討されているのかについて調べた。日本語文献を渉猟し、そのうち代表的な文献をいくつか紹介した。その結果、この社会と同じく、障害者の生のことなど一顧だにされていないことがわかった。そのことを、障害者介護の事業所で勤務する人たちの書き物からあぶりだした。これは、この社会と同様に、倫理学が障害者の存在を前提としていないことを意味する。そのようなことを、『現代生命哲学研究』第12号に論文「新型コロナウイルスと倫理――障害者の視点から」として書いた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究に割ける時間そのものが少なかった。

今後の研究の推進方策

研究に割ける時間をなるべく増やすとともに、障害者の生と倫理学に関する言説を書籍やインタビュー等で集め、障害に関する知見と倫理学とを接合していく。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍が続いており、インタビューや学会発表に赴く旅費が当初より少なくなっている。
本年度行う予定であった以下を行う。
・インタビューに代わる質問用紙の作成費用ならびに回答者への謝礼を予定
・Zoomでのインタビューの謝礼を予定

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 新型コロナウイルスと倫理――障害者の視点から2023

    • 著者名/発表者名
      野崎泰伸
    • 雑誌名

      現代生命哲学研究

      巻: 12 ページ: 83-109

    • オープンアクセス

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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