研究課題
国内の言語学・方言学では一般的に、個々の言語学者が自分のフィールドデータを管理、研究で利用し、他の研究者がこの研究成果の妥当性を詳細に検討するためには、自分自身がそのフィールドに行って調査するか、個人的にデータをコピーさせてもらうしかない。上述の問題を解決するためには、日本国内にデジタルアーカイブができる設備が必要で ある。その第1歩として以下を遂行することを、本プロジェクトの目標とする。(a) 少数の研究者間でのフィールドデータの電子的共有 (b) 共通メタデータの提案・改良 (c) 電子ジャーナル以外でのデータの公開方法、引用方法の検討 (d) 地域との協働少数の研究者間でのフィールドデータの共有を実現し、一部のデータは構造化して公開した (a)。フィールド調査のメタデータ構造をRDF化したモデル (b)、方言談話資料と辞書のTEI構造化を提案し、学会で発表した (c)。定期的な会合を行い、調査データのTEI構造化、データベース化、現地との協力体制、データの共有システム、メタデータなどについて議論を行った。 また、特に日本本土の方言の言語コードが不足しているため、言語コードをどのように設定すれば良いかという議論を方言研究者、規格化の専門家などを交えて行った。
すべて 2024 2023
すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件)
In Hahn et al. (Eds.), Proceedings of the 6th Workshop on Research in Computational Linguistic Typology and Multilingual NLP
巻: - ページ: 55-57
じんもんこん2023論文集
巻: - ページ: 83-90
日本語文法学会第24会大会発表予稿集
巻: - ページ: 105-112
日本語学
巻: 42 ページ: 30-37
方言の研究
巻: 9 ページ: 173-193