研究課題
国内外の文献によって、研究課題に関わる情報収集をおこなった。海外の関係者に対して、ビデオ会議を用いたインタビュー調査を行った。その要約をホームページに公開した。調査によって得られた内容をセミナー「卵子提供・代理出産で家族をつくる」(於 日本科学未来館)において報告した。 2022年に日本社会学会のセッション(第95回日本社会学会 生殖補助医療と多様化する親密性のデザイン: 親密性を再定義する実践の検討)にて報告した内容(「テ リングの実践による家族の再定義」)をもとに、依頼論文「生殖医療・子育てと家族の未来」を執筆した。これまでに実施したインタビュー内容を引用しながら、 生殖医療によって生成される新しい親密性について、ギデンズやベックを引用しながら論じた。今後、国内で普及していく多様な家族について、海外の先進的な 事例を紹介することができた。これまでのインタビューなどの研究資料を編集し、『生殖テクノロジーとヘルスケアを考える研究会 報告書 X』(2024年3月)として編集・公開した(https://hibino.w3.kanazawa-u.ac.jp/_wp/wp- content/uploads/2024/03/houkoku_10.pdf)。 また、公開シンポジウム「リプロダクティブ・ヘルス/ライツの多角的検討」において、「妊娠出産の商品化とネオリベラリズム」というタイトルで報告を行い、 意見交換を行った。これにより、今後の研究の方向性について貴重な示唆を得た。
3: やや遅れている
インタビューの対象者を確保するのが困難であり遅延がが生じた。
引き続き国内でインタビューを実施するとともに、渡航先を選定し現地調査も行う。
インタビューの協力者を得るのに困難があり、遅延が生じた。
すべて 2024 2023 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)
法律時報(特集 リプロダクティブ・ヘルス/ライツの多角的検討)
巻: 96(4) ページ: 56-60
現代思想-フェムテックを考える-性・身体・技術の現在-
巻: 51(6) ページ: 197-204
Philosophy, Ethics and Humanities in Medicine.
巻: 18 ページ: 1-10
10.1186/s13010-023-00130-y
Proceedings of the Internaional Conference on Public Health.
巻: 8(2) ページ: 70-84
10.17501/24246735.2023.8208
https://researchmap.jp/read0200927/misc/45847054