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2021 年度 実施状況報告書

コロナ禍における被虐待児の情動安定や自尊心向上を目指すオンラインによる音楽的介入

研究課題

研究課題/領域番号 21K18455
研究機関福井大学

研究代表者

福元 進太郎  福井大学, 学術研究院医学系部門, 特別研究員 (40893996)

研究分担者 小坂 浩隆  福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (70401966)
研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2024-03-31
キーワード音楽 / 児童精神 / 被虐待児 / 複雑性PTSD / トラウマ
研究実績の概要

本研究は、トラウマ体験を受けた子どもたちの精神症状や行動の問題に対して、音楽による治療的介入の効果を検証するものである。
2021年4月から全国の医療・福祉・教育関係者と研究会を立ち上げ、児童虐待、音楽療法、児童精神医療、虞犯少年、特別支援教育、医療的ケア児、性教育などをテーマにした講演会を定期的に開催している。児童養護施設職員、音楽療法士、学校教諭らとの連携を深め、本研究の実施計画に向けて準備を進めている。
2021年11月に開催された第34回 日本総合病院精神医学会において、シンポジウム「精神医学と音楽」を企画し、座長としての運営ならびに演者として発表を行なった。精神医学領域における音楽療法の効果検証、精神科医・音楽療法士・心理士による音楽的介入の実践報告について情報共有を行ない、啓発に努めた。
臨床においては、児童精神科外来および精神科病棟での診療を継続的に行い、複雑性PTSDの疾患理解に努め、精神症状や行動面の問題を抱える被虐待児の治療を行なっている。また、外来担当患者と音楽セッションを実施するなど、音楽的介入を継続的に行い、本研究の実施計画に向けて準備を進めている。
コロナ禍の状況において、本研究はオンラインでの音楽的介入を行う。研究を滞りなく実施するために、オンライン設備の準備を進めている。実施に必要な機材、楽器等について、児童養護施設職員とのミーティングを継続し、環境設備の調整を行なっていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

今年度は、研究会ならびに学会発表を行い、情報収集・研鑽・啓発活動を実施できたが、児童養護施設でのオンラインによる音楽的介入についてはまだ実施できていない。

今後の研究の推進方策

2022年度は、児童養護施設でのオンラインによる音楽的介入を開始し、データ解析を行う計画である。2021年度に続き、学会・研究会での定期的な情報収集・研鑽・啓発活動を継続していく。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍の影響で各学会がオンライン開催となり、旅費の使用が困難となった。また、音楽的介入の実施ができておらず、謝金としての使用を持ち越した。次年度は、研究における謝金ならびに学会参加での情報収集・研鑽のために使用を計画している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 精神医学と音楽2021

    • 著者名/発表者名
      福元 進太郎
    • 学会等名
      第34回 日本総合病院精神医学会

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公開日: 2022-12-28  

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