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2021 年度 実施状況報告書

唇顎口蓋裂患児・家族のQOL向上のための心理社会的影響の検討と多職種チーム構築

研究課題

研究課題/領域番号 21K18525
研究機関共愛学園前橋国際大学

研究代表者

松本 学  共愛学園前橋国際大学, 国際社会学部, 教授 (20507959)

研究分担者 本島 優子  山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (10711294)
今井 啓道  東北大学, 医学系研究科, 教授 (80323012)
遠藤 利彦  東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (90242106)
研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2024-03-31
キーワード唇顎口蓋裂 / 多職種チーム / 家族 / 心理社会的支援 / 地域連携
研究実績の概要

本研究は、1)唇顎口蓋裂の顔貌の特異性及び長期的・継続的治療や通院における患児・家族のQOL向上に関わる心理社会的ニーズを探索的に調査するとともに、2)調査の結果に基づき、従来のチーム医療の目指す治療の完遂に加え、治療・通院および一般の社会生活において患児・家族のQOL向上を目指し、臨床発達心理学的な観点からの多職種チームのあり方を提案する実践的研究である。
そこで本研究では、1)唇顎口蓋裂の顔貌の特異性及び長期的・継続的治療や通院における患児・家族の心理社会的ニーズの調査をそれぞれ探索的に実施するとともに、2)調査結果に基づき、治療・通院および一般の社会生活において患児・家族各々の心理社会的ニーズを把握して適切な支援を実施することでQOL向上を目指し、臨床発達心理学的な観点から医師・歯科医師・看護師・言語聴覚士に加えて、心理士・保育士・ソーシャルワーカーなどからなる多職種チームのあり方を提案することを計画している。
なお2021年度については、新型コロナウイルス感染症流行のため、調査フィールドとなっている複数の病院において、厳しい制限がかかっていたため、心理社会的ニーズについての調査・研究の遂行が困難であった。このため、研究分担者と協議して、多職種チームのあり方について検討を行い、口蓋裂学会にて経過について発表を行うこととなった。2022年度から、制限下での調査実施に耐えうる形に研究デザインの修正をおこなっているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルス感染症流行の影響を受けて、病院での活動に大きな制限が生じたため、調査・研究ができなかった。

今後の研究の推進方策

本年度以降、1)唇顎口蓋裂の顔貌の特異性及び長期的・継続的治療や通院における患児・家族の心理社会的ニーズの調査については、各病院における新型コロナウイルス感染症の対策に基づきながら、改めて倫理委員会に調査申請を提出し、その結果をもとに調査を実施していきたい。また、すでに研究分担者との間で、臨床発達心理学的な観点から医師・歯科医師・看護師・言語聴覚士に加えて、心理士・保育士・ソーシャルワーカーなどからなる多職種チームのあり方を検討しているが、1の調査を反映させながら、より現実的で実効性のあるあり方を検討していきたい。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症の影響により、調査研究に著しい遅れが生じた。このため、2022年度以降に当初計画をずらして研究を行う予定である。

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公開日: 2022-12-28  

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