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2023 年度 実績報告書

「痛いの痛いの飛んでいけ」の心理的・物理的効果とわらべ唄の存在意義の検討

研究課題

研究課題/領域番号 21K18534
研究機関神奈川大学

研究代表者

新井 典子 (麻生典子)  神奈川大学, 人間科学部, 准教授 (70570216)

研究分担者 小林 麻衣子  早稲田大学, 理工学術院, 日本学術振興会特別研究員(PD等) (10802580)
佐々木 恭志郎  関西大学, 総合情報学部, 准教授 (70831600)
研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2024-03-31
キーワード痛いの痛いの飛んでいけ / おまじない / わらべうた / 痛み
研究実績の概要

2023年度は, 「痛いの痛いの飛んでいけ」の文化差とわらべうた役割イメージと世代差の検討を行った. 以下3点の研究成果を得ることが出来た.
(1)中国と日本の学生を対象に半構造化面接と行動実験を行い, 「痛いの痛いの飛んでいけ」の文化差を検討した. 痛みを減弱させるための声かけやあやし行為は両群に共通して認められた.しかし, 声かけの内容や動作には相違が認められた. 日本人の80%は, 「なでる」と「飛ばし」を行ったが, 中国人は, 「なでる」や「飛ばし」, 「息吹きかけ」等の行為の多様性が認められた. これより, 痛みを減弱させるおまじないには, 文化普遍的な基盤があることが考えられた(第35回日本発達心理学会にて発表).
(2)子育て経験者と子育て未経験の大学生に対して半構造化面接を行い, わらべうたの役割イメージと世代差を検討した. くすぐり唄は「スキンシップと楽しさの共有」, 子守り唄は「母親が歌う安らぎ」, 痛いの痛いの飛んでいけは「気分転換と痛みの緩和」の体験イメージが見出された. 親世代と子ども世代ではわらべうたの体験プロセスが異なった. また, 大学生とその保護者に対して, 馴染みのあるわらべうたに関する質問紙調査を行った.「むすんでひらいて」や「げんこつやまのたぬきさん」などの10種類のわらべうたの中で, 両者が共通してよく知っていたのは, 「かごめかごめ」であった.
(3)わらべうたの社会実践活動として, 乳幼児を対象にわらべうたや手遊びを行う子育て支援講座を4回実施した.
研究期間全体の研究成果としては, 「痛いの痛いの飛んでいけ」の実験研究が, 和文雑誌の電子情報通信学会技術研究報告に掲載された. わらべうたの役割と世代差の質的研究が, 神奈川大学人文学研究所報に掲載された. また, これら研究を支える論文が, 査読付き国際誌に掲載された.

  • 研究成果

    (13件)

すべて 2024 2023 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (8件) (うち招待講演 2件) 備考 (3件)

  • [雑誌論文] 回顧的な語りからみるわらべうたのイメージ :子ども世代と親世代の体験を比較して2024

    • 著者名/発表者名
      麻生典子
    • 雑誌名

      人文学研究所報

      巻: 71 ページ: 71‐85

  • [雑誌論文] The evasive truth: Do mere exposures at the subliminal and supraliminal levels drive the illusory truth effect?2023

    • 著者名/発表者名
      Sasaki, K., Kobayashi, M., Nakamura, K., & Watanabe, K.
    • 雑誌名

      Royal Society Open Science, Royal Society Open Science

      巻: 10 ページ: 201791

    • DOI

      10.1098/rsos.201791

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 里親-里子関係における心が通じ合うプロセス:複線径路等至性モデリングによる子どもの困った行動の分析2024

    • 著者名/発表者名
      麻生典子・福島里美
    • 学会等名
      日本発達心理学会第35回大会
  • [学会発表] 個人特性による乳児の泣き声へのストレス反応の違い2024

    • 著者名/発表者名
      江口茉奈・小林麻衣子・佐々木恭志郎・麻生典子・渡邊克巳
    • 学会等名
      日本発達心理学会第35回大会
  • [学会発表] 真面目が肝心―透明なサンプルサイズ正当化報告―2024

    • 著者名/発表者名
      佐々木恭志郎
    • 学会等名
      第4回心理学の信頼性研究会
  • [学会発表] 「痛いの痛いの飛んでいけ」は文化普遍的なのか?―半構造化面接を使用した日中比較研究―2024

    • 著者名/発表者名
      鈴木春香・倉澤智子・小林麻衣子・佐々木恭志郎・渡邊克巳・麻生典子
    • 学会等名
      日本発達心理学会第35回大会
  • [学会発表] 良い抱っこに関する「実践知」をあぶりだす―新生児看護師を対象とした半構造化面接による探索的検討2024

    • 著者名/発表者名
      山路碧空・麻生典子・江口茉奈・佐々木恭志郎・小林麻衣子
    • 学会等名
      日本発達心理学会第35回大会
  • [学会発表] 無機質なロボットが人間社会に馴染むには?心理学から問題解決に迫る!~不気味の谷現象の視点から学ぼう~2024

    • 著者名/発表者名
      佐々木恭志郎
    • 学会等名
      法政大学課外教養プログラム
    • 招待講演
  • [学会発表] ある認知心理学者の表舞台と舞台裏2024

    • 著者名/発表者名
      佐々木恭志郎
    • 学会等名
      人文科学研究所公開研究会
    • 招待講演
  • [学会発表] スマートフォンを用いた乳児あやし動作の教示システム2023

    • 著者名/発表者名
      辻ひより・山本匠・山路碧空・小林麻衣子・佐々木恭志郎・麻生典子・杉浦裕太
    • 学会等名
      第40回センシングフォーラム
  • [備考] 神奈川大学 麻生ラボ

    • URL

      https://ku-asolab.jimdofree.com/

  • [備考] LIFESTYLE COMPUTING

    • URL

      https://lclab.org/

  • [備考] 佐々木恭志郎

    • URL

      https://kyoshiro0920.wixsite.com/japanese

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公開日: 2024-12-25  

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