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2022 年度 実施状況報告書

「障害の社会モデル」に基づく衝動性の臨床心理学モデルの再構築

研究課題

研究課題/領域番号 21K18551
研究機関信州大学

研究代表者

高橋 史  信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (80608026)

研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2024-03-31
キーワード衝動性 / 社会モデル / 質的研究 / 量的研究 / モデル構築
研究実績の概要

令和4年度(2022年度)は、本研究が提案する衝動性の臨床心理学モデルの文化的頑健性を保証するため、カナダ在住の日本人家族へのインタビュー調査の実現に向けて各種調整を行った。その結果、令和5年度(2023年度)での実現が可能となった。当初はオンライン調査によって複数の国籍・人種・文化的背景を有する人への質問紙調査を予定していたが、カナダ在住の日本人家族へのインタビュー調査が可能となったことで、構築するモデルの頑健性の向上が期待できる。

そのため、研究期間を令和5年度(2023年度)まで延長する。カナダ在住の日本人家族へのインタビュー調査の実施件数(ひいては現地滞在期間)によって、オンライン調査の実施可能件数が変化する。そのため、オンライン調査は、令和5年度に実施する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初は、令和4年度中にインタビュー調査およびオンライン調査を遂行する予定であった。どのような理由であれ、両者とも未実施という点で、進捗は遅れている。

今後の研究の推進方策

カナダでのインタビュー調査が可能になったことは、進捗の遅れという負の側面はあるものの、「環境と個人のミスマッチ」という社会モデルの検証にあたって非常に大きなアドバンテージを手にしたということであり、進捗の遅れを補って余りある予定変更である。令和5年6月にはインタビュー調査がすでに予定されており、その後、令和5年中にオンライン調査を遂行する。

次年度使用額が生じた理由

研究の質を底上げする予定変更(カナダでの日本人家族へのインタビュー調査の実現)が生じたため。次年度は、インタビュー調査の渡航費、オンライン調査の実施費、インタビューデータの前処理および解析の人件費が主な支出科目となる。

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公開日: 2023-12-25  

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