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2023 年度 研究成果報告書

感染症拡大抑制に資する低温プラズマ及びプラズマ活性溶液の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K18616
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分14:プラズマ学およびその関連分野
研究機関名古屋大学

研究代表者

田中 宏昌  名古屋大学, 低温プラズマ科学研究センター, 教授 (00508129)

研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2024-03-31
キーワード低温プラズマ / 新型コロナウイルス
研究成果の概要

BSL2で取り扱いが可能なヒトコロナウイルスOC43の実験系を立ち上げた。低温プラズマと液面との照射距離の短いStrong PALと照射距離の長いMild PALを作製し比較したところ、Mild PALで、より大きな殺傷効果を示すことが分かった。受託解析によりMild PALの豚コロナウイルス(PVDE)に対する不活化能と新型コロナウイルスSARS-Cov2デルタ株に対する不活化能を調べたところ、これらのウイルスに対してもMild PALはコントロールに比べ十分な不活化能を持つことが分かった。以上の結果からPALが新型コロナウイルスなどのコロナウイルスに対して不活化能を示すことが証明された。

自由記述の分野

プラズマ生命科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

プラズマ活性乳酸リンゲル液(PAL)によるウイルスの不活化効果を確認できたことは学術的に意義深い。また、2020年1月30日にWHOが新型コロナウイルス感染症についてパンデミックを宣言して以来2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症が五類へ移行するまでの約3年間社会課題となったが、PALによる新型コロナウイルスSARS-Cov2デルタ株に対する不活化能を示せたことは社会的にも意義深い。

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公開日: 2025-01-30  

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