近年、MHz帯磁界共振方式のワイヤレス電力伝送が注目を集め、大きな電力伝送が可能とのMITの研究結果が発表された。研究者はこれを応用し、MHz帯の電気機械エネルギー変換理論を提案し、さらにGHz帯域への拡張を試みた。ステータおよびロータからなるマイクロ波回路設計を行い、エアギャップを介したマイクロ波伝送のモデルを提案した。有限要素シミュレーションにより提案回路によって小さいながらも力が発生できることを確認した。また、導波管内外の電力損失の解析を行い比較を行った。その結果、導波管内の損失は良く一致するが、導波管外の損失は計算値が理論モデルによる値よりを大きく上回ることが分かった。
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