研究課題/領域番号 |
21K18796
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研究機関 | 熊本高等専門学校 |
研究代表者 |
木原 久美子 熊本高等専門学校, 拠点化プロジェクト系地域協働プロジェクトグループ, 准教授 (50622916)
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研究分担者 |
湯治 準一郎 熊本高等専門学校, 企画運営部, 教授 (80332104)
守屋 繁春 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 専任研究員 (00321828)
山田 明徳 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(水産), 准教授 (40378774)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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キーワード | 社会性昆虫 / 群行動 / 集団行動 / 経路選択 / 探索行動 / 渋滞 / 分業 / シロアリ |
研究実績の概要 |
人間の集団移動は大群で生活する社会性昆虫の活動と似ているようにも見えることから、本研究では、代表的な社会性昆虫のクロアリとシロアリの行動を観測する事で、生物に共通する集団行動に関する知見を得ることを目的として研究を開始した。 社会性昆虫のシロアリとクロアリは、名前・外観・集団構成・行動から似た者同士と誤解されがちであるが、進化学的にも生態学的にも位置づけや働きが全く異なる、似て非なる生物である。クロアリは捕食者であり、シロアリは被食者(被捕食者)である。そのため、実際に両者の行動を観察してみると、同じように見える場においても、明らかに異なる行動を示すことがわかった。 本年度はまず、これらの生物活動を定量的に観測するための系の立ち上げを開始した。現在、この観測系のプロトタイプで生じる問題点の抽出を行っている段階にある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、活動に制限がある状況が続いているため、当初予定の通りの生体のサンプリングや現地調査等には出向くことができていない。サンプリングや現地調査先は島嶼域などの医療体制に制限がある地域であることから、慎重にタイミングを見て、調査・研究を進めたいと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染症の流行への対策を行いながら、可能な限りで先に取り組むことができる研究を先に回すなどの工夫を凝らして、研究を進める予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、活動に制限がある状況が続いているため、当初予定の通りの生体のサンプリングや現地調査等が行えず、それに伴う研究活動も遅延した状況にある。そのため、次年度以降で、これらのサンプリングや現地調査が可能なタイミングを見計らって、実施したいと考えている。
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