液相加振法を用いて、Li7P2S8I(LPSI)電解質にガラスファイバを添加した膜厚40~50μmのシートを作製し、熱処理温度の最適化を行った。その結果、室温導電率0.47 mS/cmが得られた。次に、LPSIよりも導電率の高いLi7P3S11/ SiO2ファイバ電解質シートの作製に取組んだ。その結果、室温で0.94mS/cmの非常に高い導電率が達成された。正極活物質にNi1/3Mn1/3Co1/3O2、セパレーターに熱処理温度150 oCで作製したLPSI/SiO2ファイバ電解質シート、負極活物質にグラファイトを用いて、全固体電池を試作し、優れた電池動作を初めて確認した。
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