結晶やガラスの欠陥、破壊現象は古くから研究が行われてきた。近年では自己修復機能を持った有機ガラスや樹脂が開発されたが、これらは有機材料であるがゆえに、コーティングなどの限られた分野にのみの利用に限定されている。無機の結晶やガラスにわずかなクラックが発生すれば(たとえ数十nmオーダーであっても)そこを起点として応力が集中し、容易に破壊する。本研究によって発見されたガラスの割れの回復現象の再現性を得るとともに、各種計測によってメカニズムの解明がoptical contactによるものであることを特定した。
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