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2022 年度 研究成果報告書

深紫外長残光蛍光ナノ粒子の合成と医療応用

研究課題

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研究課題/領域番号 21K18942
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分32:物理化学、機能物性化学およびその関連分野
研究機関国立研究開発法人物質・材料研究機構

研究代表者

孫 洪涛  国立研究開発法人物質・材料研究機構, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, 主幹研究員 (30571822)

研究分担者 山崎 智彦  国立研究開発法人物質・材料研究機構, 機能性材料研究拠点, 主幹研究員 (50419264)
研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2023-03-31
キーワードナノ粒子 / 深紫外残光
研究成果の概要

深紫外残光を示す Pr3+:Cs2NaYF6ダブルペロブスカイトナノ粒子の合成に成功した。合成にはホットインジェクションアプローチを採用し、ナノ粒子のサイズ分布と光物理的特性に影響を与える合成パラメーターを検討した。 特に、光学特性を支配するパラメーターについては詳細に調べた。 さらに、これらのナノ粒子の構造と構造形態の関係も検討した。このスペクトル範囲においては有機物も強く光吸するため、表面配位子は深紫外残光に大きな影響を及ぼすと考えた。表面配位子を除去したところ、深紫外残光の強度が大幅に向上し、医療用途に有益であることが分かった。

自由記述の分野

物理化学、機能物性化学およびその関連分野

研究成果の学術的意義や社会的意義

可視-近赤外波長域では、既に超残光蛍光体が報告されているが、深紫外波長域において超残光特性を示すナノ蛍光体は、現時点で世に存在しない。本研究成果は、深紫外超残光ナノ蛍光体がソフトケミストリーアプローチによって合成できることを実証した点で学術的意義が高く、医療応用への道が拓かれたと考える。今後研究を深化させ開発する「深紫外光放射ナノ粒子を活用した深紫外エミッション増強放射線療法」は、現行の放射線療法に革命を起こす可能性を秘めている点で社会的意義が高い。

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公開日: 2024-01-30  

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