研究成果の概要 |
本研究では、構造 (晶系・粒径)・組成制御を達成した0価希土類金属系ナノ構造体のボトムアップ創製法の確立とその物性開拓を目的とし、特に白金 (Pt) -0価希土類金属(Ln)-合金ナノ粒子の創出と物性開拓に注力した。(1) 酸素原子非含有のPt, Ln金属錯体を前駆体とし、厳密な酸素遮断下で還元する、(2) 多孔性の炭素担体を用いる、ことにより、Ln酸化物生成を可能な限り抑制し、且つ粒径分布の狭いPt-Ln合金ナノ粒子 (Ln: La, Gd) の調製に成功した。両者ともに、其々ほぼ同粒径の多孔性炭素担体担持Ptナノ粒子と比較して、酸素還元反応に高い比表面積活性、比質量活性を示した。
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