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2023 年度 研究成果報告書

非晶の微小モルフォロジー解析による高分子薄膜材料の物性制御の革新

研究課題

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研究課題/領域番号 21K18979
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分34:無機・錯体化学、分析化学およびその関連分野
研究機関京都大学

研究代表者

長谷川 健  京都大学, 化学研究所, 教授 (30258123)

研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2024-03-31
キーワードPFAS / フォノン / 単分子膜 / MAIRS / 非晶
研究成果の概要

非晶の分光学的理解に,フォノンモードと普通の赤外(IR)吸収の識別は非常に重要だが,これまでこの判別は難しく,議論の混乱が後を絶たなかった.今回の研究では,薄膜を系に選んだことで,フォノンがBerremanモードとして取り出せることに着眼し,これをMAIRS法で見抜けることを実証した.この目的のため,二重アルキル鎖を含む部分フッ素化ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)について,炭化水素鎖とRf鎖の両方を有する部分フッ素化DMPC化合物を調製し、膜中のRf基の自己凝集を阻害するために用いた。その結果、MAIRSスペクトルにおいてフォノン特性は,予想通りほぼ消失することを確かめた。

自由記述の分野

界面の振動分光学

研究成果の学術的意義や社会的意義

有機フッ素材料(PFAS)の分子集合を見極める技術は,現在,社会問題化しているPFASの毒性や環境蓄積性などを分子論的に議論するうえで,基盤技術となるものである.

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公開日: 2025-01-30  

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