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2022 年度 研究成果報告書

表面プラズモン共鳴センサーを用いる呼気凝縮液中エクソソーム分析法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K18985
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分34:無機・錯体化学、分析化学およびその関連分野
研究機関東京都立大学

研究代表者

中嶋 秀  東京都立大学, 都市環境科学研究科, 准教授 (10432858)

研究分担者 手嶋 紀雄  愛知工業大学, 工学部, 教授 (30292501)
東海林 敦  東京薬科大学, 薬学部, 准教授 (90459850)
研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2023-03-31
キーワード表面プラズモン共鳴センサー / エクソソーム / 人工生体膜 / 膜融合 / 呼気凝縮液
研究成果の概要

エクソソームはヒトの呼気にも含まれていることが報告されている。エクソソームには分泌元の細胞の情報が集約されているので,呼気中のエクソソームを診療所等の臨床現場で簡便に分析できる手法を確立できれば,非侵襲的かつ迅速に癌の診断や進行状況を評価できると考えられる。そこで本研究では,エクソソームと人工生体膜の膜融合現象とSPRセンサーを利用して,エクソソームの膜タンパク質を簡便・迅速に定性・定量する方法を開発した。また,呼気中のエクソソームを分析するための携帯可能な呼気凝縮液サンプラーを開発した。

自由記述の分野

分析化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

エクソソームの膜タンパク質は,一般的にLC-MSやイムノアッセイ法で分析されているが,前処理時に添加した界面活性剤により消化酵素や膜タンパク質の活性が低下するため,定量分析が難しいという問題がある。これに対して,本研究で開発した手法では,界面活性剤を用いずに,エクソソームを含む試料溶液をセンサーチップに滴下するだけで,簡便に定性と定量が可能であるので,学術的に意義のある研究である。また,本手法により呼気を用いて非侵襲的かつ迅速に癌の診断や進行状況を評価できる可能性があるので,社会的にも意義のある研究である。

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公開日: 2024-01-30  

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