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2022 年度 研究成果報告書

ナノグラフェンエッジを利用した高分子合成

研究課題

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研究課題/領域番号 21K19009
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分35:高分子、有機材料およびその関連分野
研究機関広島大学

研究代表者

関谷 亮  広島大学, 先進理工系科学研究科(理), 准教授 (00376584)

研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2023-03-31
キーワードナノグラフェン / 超分子化学 / グラフェン
研究成果の概要

炭素の二次元高分子であるナノグラフェンのエッジを用いた高分子合成を含む化学反応への活用を目指した。グラフェンのエッジ部分に反応活性部位をもつ有機置換基を導入し、触媒存在下での反応を検討した。その結果、一部反応が進行したことが示唆される成果が得られたが、完全な高分子構造の構築には至らなかった。そこで,条件の最適化を検討する前に,エッジ部分での有機置換基同士の相互作用を検討した。これは反応活性部位を有する有機置換基の最適な距離を明らかにするためである。検討の結果,その距離が10Å以内にあることを確認することができた。そこで,この成果を基盤とし,反応活性部位を有する有機置換基の再設計を行っている。

自由記述の分野

有機化学・錯体化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ナノグラフェンを含む二次元高分子は,その広大な表面を様々な用途に活用することができることが提案されている。本研究はナノグラフェンの持つ性能を改良するのではなく,その構造を利用した機能を発現させることを目的としている。そのため,二次元高分子の新しい活用において本研究は学術的意義をもつ。さらに,カーボンリサイクルにおいて炭素資源に対する付加価値の創造は現在社会全体で求められているものである。本研究は,ナノグラフェンの活用を目指したものであり,カーボンリサイクルが求める方向性に合致しており,社会的意義をもつ。

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公開日: 2024-01-30  

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