シトシン同士が pH5.0以下の酸性条件において3位窒素プロトン化を介して塩基対をつくることで形成される構造であるiモチーフに人工的に合成したCG配列を有する非メチル化一本鎖核酸(CpG ODN)を導入することで、免疫細胞にI型インターフェロンを誘導させることを目指した。その結果、iモチーフのループ領域にCpG配列を導入した核酸(i-CpG ODN)は単独ではIL-6は誘導したものの、IFN-αは誘導しないこと、またカチオン性リポソームに静電的相互作用で結合させることでIFN-αは誘導される結果が得られた。
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