• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

細胞内オルガネラにおける植物ホルモン分子の貯蔵・再放出系の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K19097
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分38:農芸化学およびその関連分野
研究機関岡山理科大学

研究代表者

林 謙一郎  岡山理科大学, 生命科学部, 教授 (30289136)

研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2024-03-31
キーワードオーキシン / 植物ホルモン / 代謝
研究成果の概要

オーキシンの細胞内濃度は生合成,輸送および代謝不活性化でつり合い,一定のオーキシン濃度が維持されているモデルが通説となっている。このうち,代謝酵素の発現量や分解速度による調節に加えて,オーキシンのホメオスタシスを厳密に制御するため,細胞内オルガネラへ貯蔵されるオーキシン貯蔵体がオーキシンのホメオスタシスの維持に重要である証拠が得られた。本研究により,オーキシン貯蔵体の生理機能の一端が明らかになった。

自由記述の分野

生物有機化学・植物科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

オーキシンの細胞濃度の調節は,植物の分化成長の制御に直接関係することから,植物学上の重要な研究課題である。オーキシンは発根,茎の徒長,および結実のなどの農業上重要な形質にも関係する。オーキシンの配糖体やアミノ酸複合体などのオーキシン代謝物は,不活性化物として考えられてきたが,本研究によって,オーキシンの貯蔵体として小胞体などの細胞内コンパートメントへ一時貯蔵されることを見出した。これらオーキシンの合成・分解経路の全貌を解明することで,作物・園芸植物などの形質の理解につながると期待できる。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi