研究課題/領域番号 |
21K19185
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
新村 毅 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (50707023)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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キーワード | 攻撃行動 / カニバリズム / 全ゲノムシークエンス |
研究実績の概要 |
2021年度は、大規模な表現型解析を実施し、闘鶏用に改良されてきた攻撃性が著しく高い集団の他、同一品種ながらも鶏肉生産の改良の過程において攻撃性を失った集団を発見した。それらの集団の個体を採血し、DNAを抽出して、全ゲノムシークエンスを実施した。また、脳のサンプリングを実施し、RNAを抽出した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
攻撃性が著しく異なる集団を同定し、全ゲノムシークエンスまでを実施することができ、またRNA-seqの準備までを整えることができたため。
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今後の研究の推進方策 |
全ゲノムシークエンス情報の集団ゲノム解析を行い、極端な攻撃性を支配している候補遺伝子の抽出を行うと共に、RNA-seq解析による遺伝子発現解析も実施し、候補遺伝子のスクリーニングも実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナウイルスの影響により、訪問が必要な表現型解析が遅れ、その結果として計画よりもゲノム解析や遺伝子発現解析が遅延したたため。来年度以降に、これらの解析を進めて予算計上する計画である。
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