研究課題/領域番号 |
21K19190
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分42:獣医学、畜産学およびその関連分野
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
水野 拓也 山口大学, 共同獣医学部, 教授 (90398826)
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研究分担者 |
櫻井 優 山口大学, 共同獣医学部, 准教授 (00747967)
伊賀瀬 雅也 山口大学, 共同獣医学部, 助教 (70847110)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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キーワード | 犬 / 抗体薬 |
研究成果の概要 |
本研究から抗体クローン4G1-E3が様々な犬の腫瘍に特異的に反応する抗体であることが明らかとなった。また4G1-E3をベースに犬IgG-Bの定常領域と組換えることでキメラ抗体として使用できる形にした。一方で、4G1-E3キメラ抗体自体は、in vitroにおけるアッセイにおいて、残念ながら細胞傷害を持たない抗体であることが判明した。しかし、4G1-E3抗体が認識する分子について、CRISPRライブラシーを用いた検索から、クローン4G1-E3はCD99分子を認識することが明らかとなった。またこの抗体はヒトのCD99分子も同時に認識することを明らかにした。
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自由記述の分野 |
獣医腫瘍学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から得られた抗体クローン4G1-E3が様々な犬の腫瘍に特異的に反応する抗体であることが明らかとなったが、残念ながら、本抗体が直接細胞傷害を目的とした抗体薬として臨床的に使用することはできないことが判明した。しかし本抗体に薬物を結合させたADC抗体として用いることも可能であるし、また本抗体のscFVを使用して、CAR-T療法として、など、犬の幅広い腫瘍に反応する可能性がある治療法へ展開できるため、今後犬のがんの細胞傷害を目的とした治療法を開発するうえで非常に重要な知見となる。
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