研究課題/領域番号 |
21K19246
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
中川 真一 北海道大学, 薬学研究院, 教授 (50324679)
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研究分担者 |
泊 幸秀 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (90447368)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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キーワード | 超天然変性タンパク質 / 変異マウス / 胎生致死 |
研究成果の概要 |
タンパク質の機能は特定の立体構造によって決められていると考えられてきましたが、ゲノムの中には全長に渡って特定の立体構造をとりにくい配列を持つ「超天然変性タンパク質」が多数存在していることが明らかとなりつつあります。それらは既知の機能ドメインを全く持たないため、どのような生理機能を果たしているのか予測できません。そこで本研究ではそれらの機能未知の超天然変性タンパク質の変異マウスを作製し、どのような生理機能を持っているのかを調べることにしました。その結果、少なくとも4種類の超天然変性タンパク質の変異マウスは胎生致死となることがわかり、それらが重要な生理機能を持っていることが明らかとなりました。
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自由記述の分野 |
分子生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
様々な生物のゲノム配列が明らかとなるにつれて、生物を作るためのパーツの記載は終了した、これからはシステムを理解する時代だ、と言われるようになりました。ところが、ゲノムの中には配列からは機能を予測することが出来ないタンパク質がまだまだ残されています。我々はそれらの中でも特に特定の立体構造を取りにくいタンパク質を「超天然変性タンパク質」と呼んでいますが、今回の研究で、それらのタンパク質にも重要な生理機能があることが明らかとなりました。今後はこれら超天然変性タンパク質の機能を理解し、さらに応用へとつなげることで、従来型のタンパク質では不可能であった新たな分子操作技術の開発が期待されます。
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