私たちはヒメツリガネゴケにおいてカロース多糖に依存しない新しいPD制御系の分子機構を明らかにするため、(a)2000種類の化合物スクリーニングを実施した。また、(b)SnRK2の基質リスト、PDに局在するタンパク質リストを探索し、SnRK2の基質でかつPD制御に関わると考えられるタンパク質候補をリスト化した。以上の結果から、複数の候補タンパク質を同定し、解析を進めた結果、アクチン制御タンパク質の1つ、Dが原形質連絡の制御に関わることを見出した。現在タンパク質Dの機能解析を継続しており、Dによる新規のPD制御系の全貌解明に迫りたい。
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