代表者が開発したマウス神経細胞の分類操作技術「誕生日タグづけ法」を用いて取得した独自データセットを用いて、情報科学技術的解析を行なった。これまでに「誕生日タグづけ法」を用いて分類できる神経細胞群の包括的な顕微鏡画像データベースを開発して公開している(NeuroDB)。このデータを用いて3次元構築法を構築し報告した。また代表者平田が脳の8領域の分割データを作成し、それを用いた深層学習により、脳領域を特定する画像認識システムを開発して報告した。画像データベースに登録された神経細胞群の神経活動を人為的に操作した際に、マウス個体に現れる身体症状の表現型データセットの解析を進め、神経細胞群サブセットとそのアウトプットとしての身体機能との関係を抽出した。その結果予想された因果関係について、現在実験的に検証中である。
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