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2022 年度 研究成果報告書

オルガネラバイオロジーの新展開

研究課題

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研究課題/領域番号 21K19347
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分48:生体の構造と機能およびその関連分野
研究機関北海道大学

研究代表者

大場 雄介  北海道大学, 医学研究院, 教授 (30333503)

研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2023-03-31
キーワード細胞内小器官 / バイオイメージング
研究成果の概要

エンドサイトーシスは細胞外物質を細胞内に取り込む機構である。我々は、初期と後期のエンドソームマーカーが同時局在する新規小胞を見出した。本研究では、蛍光ライブセルイメージング、変異体構築、各種阻害薬処理、および電子蛍光相関顕微鏡観察を用いて小胞を詳細に解析した。その結果、本小胞はマクロピノソームに類似した特徴を持つこと、エンドサイトーシス経路のうち分解経路に輸送されることを見出した。また、関与するキナーゼや低分子量Gタンパク質を同定した。さらに、その生理機能として、大きな内包物のエンドサイトーシスに寄与することを明らかにした。

自由記述の分野

細胞生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で解析したような遷移状態にあるオルガネラはこれまでに報告がなく、その特性、形成機序、および生理的機能の一部を明らかにしたことにより、今後のオルガネラ研究に新展開をもたらすと期待される。オルガネラの機能異常により生じるオルガネラ病の中には、未だ原因不明の疾患も少なくない。本研究成果により、これらの疾患の解明や治療困難な疾患に対する新たな知見を提供することも期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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