研究課題/領域番号 |
21K19384
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分49:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
改正 恒康 和歌山県立医科大学, 先端医学研究所, 教授 (60224325)
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研究分担者 |
金澤 伸雄 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (90343227)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2023-03-31
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キーワード | プロテアソーム / タンパク質分解 / 自己炎症 / 免疫不全 |
研究成果の概要 |
獲得免疫不全を呈する自己炎症性疾患患者2症例において、プロテアソームサブユニットbeta1iをコードする遺伝子に、新規のヘテロ接合性アミノ酸置換バリアント(beta1i G156Dバリアント)が共通して検出された。このバリアントをマウスに導入し、解析したところ、ヘテロ変異マウスにおいて、獲得免疫不全が再現されると共に、自然免疫担当細胞の中では、単球、好中球の増加が認められた。この結果から、免疫不全を呈するプロテアソーム関連自己炎症症候群という新規の疾患概念を提唱するに至った。
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自由記述の分野 |
免疫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プロテアソームサブユニットの新規の遺伝子バリアントが同定され、そのバリアントを持つマウスにおいてヒト病態が再現された。プロテアソームの機能異常は、稀少疾患ばかりでなく、がん、神経変性、老化などcommon diseaseにおいてもみとめられる。本研究で樹立された遺伝子改変マウスの更なる解析により、プロテアソーム機能異常により生じる様々な病態解明が進むことが期待される。
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